魔法特区へようこそ!!~創生編~
皆さんこんにちは、フィリです!
…「この本」によれば普通のDMPフィリ、彼にはクジラデッキを完成させる未来が待っていた。
「ここから先は皆さんの目で」と言いたいところですがこれは既に過ぎ去った過去。旅ガイド、もといフィリガイドに載っている歴史は私が皆さんに読み聞かせるしかないようです。ウォズはアバンでしか本を語りませんが、代わって今宵は私フィズが我が王の歴史を紐解きましょう。
黒歴史、嘘歴史、レキシ、様々な歴史がある中でこの本を持つ私の語る歴史こそが正史であり、不変の真実。そのことを努々お忘れなきよう。
2017年6月某日フィリピン
「こいつはやべぇ!!デュエマしてぇな!!」
フィリピンで新弾の情報を手にした我が王とクジルマギカとの初邂逅でありました。
「NEOクリーチャーなんてものが出てたのか、進化元がいれば進化クリーチャーでいない時は通常の扱いか。てことは狂気と凶器の墓場で蘇生できるのか!!なんという…」
同弾収録で相性抜群のカードも見つけ王はデッキの構成を考えていきます。
「あちゃー、ボスんちの犬の鎖取れて脱走してんじゃねーかよ。ドーベルマンだぞ、どーすんだよ!!」
おっと、これはフィリピン工場編のお話。いくらフィリガイドに載っていようと本筋からズレるのいけませんね、またの機会にお話ししましょう。
2017年7月某日日本
遂に帰国を果たした我が王。久々の友人たちとの会話も盛り上がります。
「帰国してやっとリリスパ観れたわ!!5話も最高だったな!」
「まだ5話観れてないや」
「嘘やん。語れないやん・・・フィズ!そこにいるんだろ!!」
「ここに。」
「5話観たよな?最高だったよな?!!」
「そうなのだ!!5話も最高だったのだ!!!
コホン
序盤の九天サイエンス侵入の透明クリームを塗るシーンで音声だけなのが非常に残念でしたが、無事任務を果たせたようで一安心。からのモモのオーバートレーニングで不安要素を残しながらも、電車でのドルテとの一戦もハラハラでした。急に戦闘力が出てきたのにはさすがに笑いましたね。師匠レベルで大関ということは横綱クラスが出てくるのでしょうか・・・電車といえば直前のマルコの追尾任務仲良く挙手する命楓コンビはさすがの可愛さですね。ドルテ撃退後はオーバーワークを重ねるモモに嫌な予感がしていましたがしっかり師匠や周りの意見を聞いて休みを取ってくれてよかったです。五右衛門が入り口を張ってたのにどうしてエモパチーノが逃げれたのかよく分かりませんでしたが皆ケガがなかったので問題ナシですね。そこで安心するのもつかの間、ドルテの強襲にやられる百地!!からの半蔵の怒りの抜刀という師匠好感度爆上げイベント!!興奮しないわけがないです。一緒に添い寝なんかもしちゃって、実はモモ→雪より雪→モモの方が好き好きポイント高いんじゃないの?って思い始めました。最後はまた不穏な感じで終わったので6話も楽しみでならないです。
私からは以上です。」
「いや、ホントお前はよくわかってる。今度一緒に録画観ような」
雑談もほどほどにカードを集めてデッキを組み上げます。
「これがクジラとティラノリンクノヴァを合わせた最強デッキ!!!」
祝え!
ティラノリンクノヴァの力を受け継ぎ、時空を超え全敵シールドをブレイクする呪文の王者。
その名もクジラデッキTLNアーマー!一つの呪文の力を継承した瞬間である!
我が王は大のTLN好き。そのため新しいデッキはTLNを撃つところに重きを置いておりました。
手順は簡単です。
NEO進化状態のクジラで攻撃時に母なる聖域を墓地か手札から撃ち、マナのサンダームーンをクジラに乗せてあげます。その後出た時能力で手札からTLNを撃ち、除去が来なければそのままトドメ。
というシンプルながらもインパクトの大きいコンボであります。また狂気と凶器の墓場と攻守の天秤による連撃という攻撃手段もこのころから存在しておりました。
いつの時代も変化なきものに訪れるのは終焉のみ。
ハヤブサマル1枚で止まってしまう上にコンボデッキという性質上大きな変化もなければ何回かやっていたら飽きてしまいます。それはこのデッキとて例外ではありません。程なくして別のデッキへと組み替えるアイデアを探し始めた我が王。
そしてあるカードに巡り合います。
希望と勝利の伝説
「コイツはいいぞ!!クジラで撃ててボルメテウス・ホワイト・ドラゴンの踏み倒し!!出せなくてもドロソになるし!!」
早速デッキを作り始めます。基盤はそのままにTLN関連の部分を差し替えていきます。
「BWDを使うならボルメテウスホワイトフレアも使えるな!!クジラでも撃てるし」
今や必須カードとなったBWFはここで仲間入りを果たすのです。
デッキを組み上げる中、SAXIA、にんちうの両名から我が王は新しい力を引き継ぎます。
ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン
と
ボルメテウス/ホワイト・ドラゴン
一方は世にも珍しい初期版美品のカード、一方は2つに折れ曲がった線があるカード。この二枚の投入を経てクジラデッキは次のステップに駒を進めます。
祝え!
ボルメテウスの力を受け継ぎ、時空を超え敵シールドを破壊する呪文の王者。
その名もクジラデッキBWDアーマー!一つの呪文の力を継承した瞬間である!
「BWDでねぇよハゲ、、、」
そう。我が王は間違っていました。根本的に間違っていたのです。
BWDで盾を焼却しようというのに、クジラで先に殴ってしまっているのです。そもそも希望と勝利の伝説とBWDが同時に来ることが珍しく、そして着地したBWDはトリガーの餌食となり残りません。
BWDが立って殴れる時には相手のシールドがないという事態が頻発し、デッキコンセプトそのものが怪しくなっていきました。
「普通に殴ってた方が強いわこれ」
こうしてクジラデッキは最終局面への進化を始めます。
「【メタンガスがとけ出す】と【冷蔵庫にモノをつめこみすぎた】による【温暖化する地球】の強烈なシナジー・・・これを生かしたデッキ作りを目指すか」
「いや、【花粉症が広がる】と【無秩序な伐採】の連鎖を主軸にして、【電子レンジで野菜の下ごしらをした】で【温暖化する地球】をメタった構築にするか」
「非常に悩ましい」
数々の思考によりある答えを導きます。
「逆に余計な事を考えずにクジラと呪文に集中したらめっちゃ強いのでは?」
BWD関連は全て抜き、あらゆる状況に備えた呪文を入れていきます。ここで我が王出会ったカードがコチラ
クジラとランブル、一見無関係に見える二人ですが大きなシナジーがあります。
クジラ攻撃時に超次元呪文からランブルを出します。そうすると、撃った呪文はデッキボトムへと送られるため、ランブルの覚醒が確実なものとなります。次のターンの相手に「クジラを残す」か「解除による除去耐性持ちの3打点を残す」かという二択を迫ることができるのです。ランブルは一度覚醒してしまえばクジラデッキにおいてはボトムが完全にコントールされているため、1回の除去は無効化できるのと同じ。かといってクジラを場に残してターンを返すことはクジラショーの開園を意味します。
おしゃべりが過ぎました。解説は我が王の舞台。
続けましょう
こうして呪文を主軸にしたクジラデッキが完成を見ます。
祝え!
全5コス以下の呪文の力を受け継ぎ、時空を墓地とバトルゾーンをしろしめす呪文の王者。
その名もクジラデッキスペルコントロールアーマー!あらゆる呪文の力を継承した瞬間である!
これが現在のクジラデッキの雛型となるスペルコントロール軸。かつてのスぺコンのような凶悪さこそ宿ってはいないものの、強さは十分でありました。
そこからはまさにかみ合った歯車、あらゆる新カードがクジラデッキへと内包されていきます
「あ、このセブコアクアンはアクアンメルカトールのプロキシということでも大丈夫ですか?発売を待ちきれなくて笑」
「大丈夫ですよ!」
これはとあるワンシーン。
GP5thを経て、デッキも友人も増えた中。クジラデッキに衝撃が走ります。
暴輪ノ裁キ
「これクジラ以外で使いこなせるデッキあんのかよ!!」
クジラデッキはクジラ一匹では実のところ大した戦力ではありません。2匹目以降でアンタップ呪文を唱えることで連パン、連唱が可能となり、無限の戦力を生み出すのです。つまり課題は最初から最後まで
如何に最初の一匹を生き残らせるか
それを遂にこの呪文が叶えたのです。
我が王は大変喜びました。その喜びようたるや、発売日である日に行われた第1回腐れ縁マスターズオフ会でパックを買えていない者もいる中、大会で使用しようとしていたほどでありました。
暴輪ノ裁キを得たことでクジラの生存率は大幅に上昇し、攻撃性能をさらに高めることに成功しました。
そこからのクジラデッキは大方皆さんの知りうる形であります。イカリヤやチェンザを筆頭に手を変え品を変え、クジラデッキは変化しております。
各カードの解説は私の役目ではありませんのであしからず。呪文編が語られるまでしばしお待ちください。
以上がフィリガイド・クジラデッキの章の全容でございます。
人に歴史ありとはよく言ったもので、このクジラデッキが今現在に至るまでの間に我が王は多くのデッキの開発や、様々事件やイベントに巻き込まれたりとフィリガイドのページを刻々と増やしています。
機会があれば再びこの本を開きお話しすることもあるでしょう。それでは。
PS.いつの間にか6話の放送も終わってしまいましたね、皆さんは見たでしょうか?私は勿論見ましたがここはデュエルマスターズの記事を扱うブログ。まさか関係のないリリスパの感想が書かれることはないのです。皆さんと感想の共有ができないことが非常に心残りではありますが、ここで筆をおきたいと思います。
んなわけ